セレス国、ファイがまだ少年の頃。

「ファイ。昨夜、他の子の部屋へ行ったそうだね。
言いつけたはずだね?他の少年と親密になるのは感心しないと」
「ご・・ごめんなさい王様、でも・・ただ魔法書で分からない所があるって言うから、
教えてただけで・・」
「理由はどうあれ、言いつけを破ったことには変わりはないよ。
悪い子だね・・今夜は仕置き部屋へ来なさい」

地下の仕置き部屋は、牢獄のような格子に囲まれる。
震える脚で地下へ降りたファイは、王の命で控えていた仮面姿の屈強な兵士に
衣服を破り取られ、その華奢な白い身体を荒縄で戒められた。
身体の自由を奪われた上猿轡をかまされて、声まで封じられる。
これ以上ない恥ずかしい格好で縛られ、身じろぐと余計に縄が食い込む。
全て晒した格好で仮面姿の兵士達の視線を受け、その恥辱にファイは瞳を伏せた。
「挿れてあげなさい」
瞳を上げると、牢獄の格子越しに王が見えた。
いつもと変わらず、優しい笑みを浮かべた、美しい姿。
その声に兵士が手にしたものを見て、ファイは蒼い瞳を見開いた。
蠢くそれは、今までの仕置きで使われていたものよりずっと太く質量がある。
(やだ・・・っ!)
助けを求めるように周りを見回しても、そこにいるのは無数の無表情と、・・
非情に微笑む王様だけ。
逃げたくても、束縛された身体は指一本すら動かせない。
晒された秘所にあてがわれたそれは、抵抗の出来ない身体にゆっくりと挿入してゆく。
「・・んぅ・・ん・・っ」
押し広げる強さに足先が震える。気が遠くなる。
「かけてあげなさい」
遠くから聞こえる、優しげな声。
その声に従い、仮面の兵士達は勃起した己のものを取り出し、擦り上げるとファイの
白い肢体に欲望を放つ。

戒められ、犯されて。精液に塗れて意識を手放し掛けた時、牢獄の扉が開く音がした。
猿轡を外したのは、綺麗なままの王。
「もう決して他の子の部屋になど行くのではないよ。約束できるね・・?」
「は・・い・・おうさま・・」

という図。