続・仔うさぎの大冒険 5

(・・ここ・・先生の・・ベット・・?)
ひょっとして、オレの望みを叶えてくれるの・・?
沈み込むベットはお日様みたいな先生の匂いがして、まるで彼のなかに沈み込んでしまったよう。
先生の片膝が足元に乗り上げて、微かな軋みと共にベットが深く撓んだ。
(・・本当、・・に・・・?)
硬く筋肉の付いた腕が、覆い被さるように両脇に突かれて。
陰る視界にはもう彼しか映らなくて、真上から射抜く紅の鋭さに瞬くことも出来ない。
だいすき、だいすき、もっと貴方に近付きたい。それはずっと、夢見ていたことだけれど。
でも今から本当に、これ以上なく彼に近付いてしまうのだと思うと。
早鐘のような心臓は、痛みすら覚えるほど。喉が麻痺したみたいに、上手く呼吸が出来ない。
(・・どうし、よぅ・・・)
ずっと憧れてた逞しい肉体と自分の細っこい体格の差に、何だか怯えてしまう。
オレだけを映して欲しいと願った、強い瞳にすら竦んでしまって。
緊張に引き攣る身体は、触れられただけで傷になってしまいそう。
(・・・・こわ、い・・)
彼が少し身を屈めれば、きっと震える唇を奪ってくれるけれど。
大好きなはずのキスさえ何だか恐くなって、ぎゅっと瞼を閉じた。

「・・・ぇ・・・?」
でも、唇には何の感触もなく。
ふわりと感じたのは、髪を撫でるやさしい手のひら。
恐る恐る目を開けると、ちょっと眉を顰め困ったような表情の先生がいた。
「あのな・・そんな恐いんだったら誘うんじゃねぇよ。無理強いなんかしやしねぇし・・」
「・・ふぇ・・・」
ベットに胡座をかき直した先生は、言葉に詰まるオレの小さな身体を軽々と抱き上げ、あやすようにして
膝に乗せてくれた。
先生と、もっと近付きたいのに。
いざその時になったら怖気付いちゃうような、やっぱりまだまだ子供なオレ。
「何も焦る必要はねぇ。俺とひっ付いてたいだけだったなら、一晩こうして抱っこしててやるぞ」
「・・黒、たん・・せんせ・・」
やさしく抱き寄せられた、腕のぬくもり。広い胸に響く微かなリズムに、張り詰めた心がほぐれていった。
ぽんぽんと背中を擦られて、強張った身体の力も溶けてゆく。
(あったかくて、やさしい・・)
このあたたかな胸の中にまどろんで、夢の世界もこのままやさしく包み込まれたなら。
ゆりかごで揺すられるような心地に瞳を眇めて・・寸での所で我に返った。
「もぉ、こっ子供扱いしないで!抱っこだけじゃヤなのーっ!」
「あぁ?ムリして背伸びなんかしなくていいんだ、このガキが」
「だ、だってぇ・・初めて、なんだもん!・・ちょ・・ちょっとだけ・・コワいのは、しょぉがないよぉ・・」

オレが怯えたから、先生はするのをやめたんだ。大事に、思ってくれているから。
分かってる。分かってるけど・・・・やっぱりちょっとさみしい。
優しくしてくれるのも嬉しいけど、オレみたいに禁じられてても恐くても先生が欲しいって。
そんな激しい気持ちを彼も抱いてくれたら、もっと嬉しいのに。
「コワい、けど・・・でも。・・初めては黒たん先生じゃなきゃ、ヤなの・・・」
大人の恋人同士がする行為の事は、もちろん詳しくは知らない。
お互いの恥かしい所を繋げるってことは知ってるけど、どうやってするのかよく分からない。
でも彼の腕は、こんなにも優しくてあったかい。こんなにも、大好きなひとだから。
ちょっと不安もあるけど、心も身体も全部先生に委ねてしまえばきっと大丈夫。
そう思って黒いカットソーの裾を掴んでみたけど、細い指先はまだ細かに震えていて、
真っ直ぐ見れず上目遣いになってしまう瞳も緊張に潤んでしまう。

と、先生の眉間の皺がいつもより深くなった。
「・・・・騒いでたと思やぁ、人に見つかりそうになるとちっちゃくなって震えてやがるし。
自分で誘っておいて、迫ってみりゃあ今にも泣きそうに怯えてやがるし。・・本当、おまえって・・」
「ぇ、何・・?」
オレの我侭で怒らせてしまったのかと思ったけど、静かな口調はそうでもないみたい。
先生は何でもないと独り言のように呟いて、背中を擦っていた手のひらを頬へとそっと滑らせた。
「・・・やさしくするから。何も恐がらなくていい」
「せん、せ・・?」
低い囁きが耳に注ぎ込まれて、落ち着いたはずの心臓がトクンと大きく跳ね上がった。
筋張った指が緩く触れる感触に、背筋を駆け上がるもの。
先生がオレに、触れてくれる。それがどれだけ、オレに幸せを呼ぶか。
「おまえは何も、しなくていいから。俺が全部教えてやる。
・・嫌だと思ったらすぐ言えよ」
「・・・ぅ、ん・・」
小さく頷いて見せたけど、イヤだと思うなんてそんなこと、あるはずないよ。
貴方から与えられるものは、何だってオレにとって一番の宝物だから。
あたたかい腕の中は世界の何処よりも安心できて、もう恐くなんてなかった。

頬を撫でる手のひらに顎を掬われて、そっと瞳を閉じて。
優しく触れる先生の口付けはあったかくて、いつもそこから蕩けるように力が抜けてしまう。
柔らかく吸われると心までも優しく溶かされるようで、いつの間にか身体はベットに横たえられていた。
沈み込むベットと、体重をかけないように身体を重ねてくれる先生のぬくもり。
やさしく与えられる口付けは、まるで降り注ぐ甘い雨のよう。
ああ、目を閉じたまま貴方に何もかも全部委ねてしまうのは、なんて心地いいのだろう。
「・・ぅ、ん・・」
思わず鼻に掛かった声が抜けて、自然と開いた唇の隙間から熱い舌が割り入ってくる。舌を絡めとられて、
擦りあう粘膜の境すら分からなくなって。
筋張った指先が喉元をそっと辿り、手触りのいい上着越しの鎖骨を柔らかく撫でてくれた。
「・・ぁあ・・」
その気持ちよさに、唇の端から零れる声も甘ったるくなってしまう。
上唇を軽く噛まれ意識すら蕩けかけた時、薄いニットの上から胸を揉み上げられた。
「やァ・・ッ」
思わず上げた細い悲鳴も構わずに、大きな手は滑らかな布地を山の形に持ち上げる乳房をゆっくり絞るようにして
動かされる。両胸を揉みしだかれて、初めての感覚に頭の中がショートしそうになった。
「ぁ・・ッ、ぁあん・・っ」
(先生・・先生が、こんな・・こと・・・)
色事に関しては気真面目な先生が、こんないやらしいコトするなんて。
オレのこと、大事にやさしくしてくれる彼も・・・男の、ヒトなんだ。
皆が知らない先生の姿を自分だけに見せてくれるんだと思うと、素顔が見れたみたいで余計に胸が高鳴って。

でも乳房を揉みながらの口付けは噛み付くようで、思考回路は途切れてゆく。
こんなに烈しいキスは初めてで、今までの先生とは別人みたい。
息の仕方が分からなくて朦朧となったまま舌で上顎をなぞられて、口の端から唾液が伝ってゆくのを感じた。
「ぅ・・・ん、・・っ」
角度が変わるたびくちゅりといやらしい水音がして、もっとキスは深まって。
貪るように唇を奪われてこのまま食べられてしまいたいと思った時、唇は開放された。
同時に先生の手が上着の裾を掴みグイとたくし上げ、パウダーブルーのブラにたっぷり収まる胸が晒されてしまう。
思わず身を竦ませると、たぷんとたわむ胸の感覚にブラまでも上へずらされてしまったのが分かった。
見られちゃう、全部。きっと震える胸の先も。
自分で望んだことなのにやっぱり恥ずかしくて顔を背けようとしたけど、彼が包むように直接触れてきたからビクンと
身体が強張った。
「すげぇな。白くて柔らかくて・・マシュマロみてぇだ」
先生が口の端を少し上げたから、思わず赤面して胸を隠そうとしたけれど簡単に振りほどかれてしまう。
武骨な指がやさしくねっとりと乳房を揉みしだいて、恥ずかしいのに恥じらいも意識できなくなってしまうほどの心地よさに
息が詰まる。
「ここは、薄いピンク色だ・・」
「っだ、だめぇ・・・っ」
つんと尖った胸の先を摘まれて、腰が大きく跳ねた。背筋を上る痺れに眩暈がして、身体の奥から熱が
湧き上がってゆくようで。恥ずかしいのに、唇をかみ締めてもいやらしい吐息が零れるのを止められない。
熱に呑み込まれてもう、どうかなってしまいそう。

「っぁあ・・・ん、ぅん・・・っ」
先端を指の腹で弄られて頭を振ると、彼は小さな笑みを零して柔肌に吸い付いてきた。
未知の感情に支配されそうになる戸惑いで肩を押し返そうとしたけれど、もちろん敵うはずなんてなくて。
晒された肌を熱い舌先がゆっくりと、首筋、鎖骨へと辿ってゆく。
「や・・あぁ、・・ん・・っ」
甚振られるほど敏感になってくる乳首を弾かれて、包み込んだ柔肉をゆるゆると揺すられる。
そのたび小さな悲鳴を上げてしまうくらい、身体の奥まで刺激が響いた。
「おまえ、感じやすいんだな・・」
「ぃ、や、・・あアッ!」
耐え切れなくて指先でシーツを強く掴んだ時、胸の先を突然濡れた生暖かいものが包み込んだ。
大きく跳ねてしまった身体を両手で捕えながら、唇で咥えるようにして乳首を舐られて。
弄られているのは胸だけなのに全身が火照って、目の淵にみるみる涙が溜まった。
「こんなに尖ってる・・おまえのここ」
「・・・っぁ・・・や、・・・っ・・・」
意地悪な先生の言葉に羞恥を煽られて、ぎゅっと目を瞑った。
乳首を交互に唾液で濡らし舌を這わせて、その固さを確かめるように唇で挟まれて。両手で寄せた
胸の先端を甘く齧られて、悦んでるみたいないやらしい声が絶え間なく溢れてしまう。
「っ、ぁあ・・・っぅ・・・はぁ・・ん・・っ」
唾液で濡れていく片方も、指で転がされる方も震えて身体全体に痺れが広がっていく。軽く歯を立てられた時、
焼けるように熱い疼きが下半身を襲って。
とろりと溢れた何かが下着を濡らしたのを感じて、混乱して頬が熱くなる。
「や、ぁ・・せんせ・・・っ、・・オレ・・ヘンだよぉ・・・・ッ」



   


幼く可愛いファイたんは処女ですから、本番する前に弄り倒して甘く蕩けさせておいてあげないとねv
というわけでやっとえろに突入したものの、胸を揉んでたら一話終ってしまったという・・がーん。
次はしたもとろとろに溶かして準備万端にしてあげるぞっvv・・いつになったら合体出来るのやら・・!!(汗)