｢っ黒・・た、あぁ・・ッ、・・な、んか・・っで、ちゃい・・そ・・っ・・｣
上がる吐息、か細い声はしゃくりあげるように震えている。
ヒクヒクと引き攣る真っ白な内腿を強引に押さえ付けて敏感なその箇所を、舌でねっとり扱くたびに先端からは
甘い蜜が滲み出す。それを啜り上げてファイを見遣ると、綺麗な蒼い瞳には涙がいっぱい溜まり、
シーツを強く握り締める指先は限界を伝えていた。四肢を拘束された状態で思うまま嬲られ
初めての絶頂寸前まで高められたファイは、熱に浮かされたように浅く呼吸を繰り返す。
恥かしいところを咥えられた羞恥すら忘れ初めての快楽に身悶える姿に、脳髄がじわじわと痺れてゆく。
小さくもぴんと張り詰めるそれは濃いピンク色に色付いて、あとほんの少し強く吸い上げればすぐに果てて
しまうだろう。
｢は・・・あぁ、ぅ・・っ｣
｢・・まだ出すな。いい子だから、ガマンしろよ｣
こんなか細い身体に射精の快感は強すぎて、解放した途端意識を失ってしまうかもしれない。しかしここまできて
これで終いは俺が耐えられそうもなく、ファイには可哀相だがもう少し辛抱するよう優しい声で宥めた。
｢ムリ・・もっ、ガ、ガマン、でき、な・・っ｣
溢れ出した大粒の涙が頬を伝い落ち、震える唇が切なげに噛み締められる。
苛めているつもりはないのだが余りに無防備なその様に、苛めているような、苛めたいような感情が生まれてしまう。
もどかしそうにいやらしく腰を揺らせるのは、子供ながらも性欲があるのだろう。幼い身体で欲望を
露わにする姿を見ているだけで、自分のものが勃ち上がり固く張り詰めるのを感じた。
｢泣くなよ、あとでちゃんと・・イかせてやるから・・｣
｢や、あぁあっ・・ぅ・・｣
途切れ途切れの掠れた喘ぎ声に、もう我慢出来ないのは自分の方で。
弾けそうに震える可愛いそこを、ファイにはもどかしいくらいそうっと優しく舐め上げて唇を離し、細腰を抱え上げた。
｢大人しくしてろよ・・怖くねぇから｣
｢・・ぇっ、ゃ・・あぁ・・っ！｣
大きく脚を開かせて、震えそそり立つそこよりもっと奥。きっと幼いファイにはそんな所を舐められるなど
考えもしなかったろう箇所に、ぺちゃりと音を立てて口付けた。未知なる感触にファイはいやいやと首を
横に振り、蕾は拒むようにきゅっと締まる。しかし可愛いそこにたっぷり唾液を垂らしてあやすように舌で解すと、
柔らかな身体と同様、淡く色付く後孔も徐々に柔らかく綻んでゆく。優しく撫でるように舐めるうち、
そこは舌の侵入を許していった。
｢そう、いい子だ・・・｣
｢は・・あぁ・・・っ・・ん｣
唾液を押し込んでは軽く吸い上げられる感触に、触れてもいない前はまたぴくぴくと震えて滲んでくる。
唇をしどけなく開けたままもう逆らうこともしなくなったファイは、素直な心と同じように柔軟に全てを
受け入れることができるようだ。
愛撫に蕩けてゆく兄弟の腕を拘束するユゥイの息も、密やかに上がっていく。
｢ねぇ、ファイ・・。こうすると、キモチいぃ・・・？｣
｢っ、・・ぁあんッ｣
幼さゆえの好奇心かーそれとももっと淫靡な感情からか、ユゥイはファイの尖り色付く胸の飾りへと可愛い指先を
伸べた。くりくりと弄ぶたび、身体を捩り身悶える兄弟の姿をうっとりと見詰めて。
熱い吐息を零したユゥイは、まるで自分が悪戯されているかのようにへたりこみ、そのまま仔猫が乳に
吸い付くようにファイの胸に口付けた。
｢ぁ・・・っ、ぁん・・！だめ・ぇ・・っ・・｣
じっとりとした舌で蕾を執拗に撫で解され、同時に胸をぺちゃぺちゃと舐められて。
しかしそのどちらもひたすらやさしく、ただ熱を煽り立てるばかりで決定打を与えない。拘束を外されても
抵抗する感情すら溶かされてしまったファイは、その細い腕も脚も投げ出したまま淫らに喘いだ。
｢は・・っぁ、ぁぅ・・・・っ｣
｢おいユゥイ、・・これ舐めろ｣
紅い舌をちろりと出したまま蒼を送るユゥイの顎を掬ってやり、濡れた唇に指をぐいと挿し入れる。
｢ん・・っ｣
ミルクでも舐めとるように一心に筋張った指に吸い付いてきた舌を、二本の指で柔らかく絡めとった。
次いで狭い上顎や歯列を強く擦り上げると、苦しげな吐息が漏れ熱を孕む。ゆっくりと引き抜いた指は甘い唾液が
たっぷりと絡み、艶やかな唇との間につぅと銀の糸が引いた。
｢力抜けよ、・・ファイ｣
｢・・っぁ！ア、ア・・・ァッ｣
唾液と舌でたっぷり解したファイのそこにぬめる指を宛がい、押し付けるようにして撫で摩る。
熱い吐息を零しながら見詰めるユゥイの前でじわりじわりと挿し込んでいくと、じっくり蹂躙しひくつく菊座は
収縮しながらも指を招き入れた。優しく撫でるように掻き回すと、ファイも次第に指の動きに合あわせるように
呼吸をする。
｢ぁ・・・、ぁ、はぁ、・・っ・ん｣
さらに蜜を滲ませるファイ自身が、初めて感じたその箇所での悦楽を示していて、早く捻じ込みたくて堪らない。
痴態に惹き寄せられるようにさらに挿し込み指を曲げると、小さなしこりが爪先に一瞬掠めた。
｢ひ、ァッーー！！｣
甲高い悲鳴と共に華奢な身体がビクンと大きく痙攣し、そこがファイの1番弱い箇所だと知る。
わざとそこを避けて刺激してやると、強い快楽を知ってしまったファイはもどかしそうに腰を揺らめかせた。
｢は・・っ、黒・・たぁ、ね、さっきの・・トコ、もっ・・と奥ぅ・・・っ｣
｢ああ・・ちょっと待ってろよ。後でいっぱい、突いてやるから・・｣
思うままにとろとろと蕩けゆく身体に、もどかしそうに喘ぐその姿に、もう我慢など出来なくて。
身体の奥にずっとうずいていた熱が昂ぶり、自制出来ないほど煮え滾ってゆく。
浅く呼吸を繰り返すファイの、指を出し入れするたびきゅうきゅう締め付けるそこに早く挿れたい。
自分のものも、もう限界なくらい膨れ上がっている。しかし、たった一本の指でこんなに締め付ける小さな蕾を
このまま剛直で貫けば、酷く傷付けてしまいそうで。
｢ね・・今からファイに、黒たんの・・いれる・・の？｣
｢ああ・・もっと濡らしてからな・・｣
ユゥイの囁くような問いに頷いて、身体を上気させくたりとしたファイをそっと横たえてやった。
ローションでもあればよかったが、使える代用品は精液くらいだろう。しかしこいつらのではきっと、量が少ない上
いつ気絶してしまうか分からない。
すでに大きく膨らみ脈打つ自身を取り出すと、潤む蒼い瞳はそれを映してゆっくりと瞬いた。
｢ユゥイ・・今度はこっち舐めろよ｣
｢・・黒たんの、すっごく・・・おっきぃ・・・・｣
頬を染めたユゥイはおずおずと熱い男根に唇を寄せ、少し恐がったように小さな舌でそれをちろりと舐めた。
可愛らしい唇が、赤黒く張り詰めるものに口付ける様が卑猥で、それだけでさらに固く膨らんでゆく。
｢学校で、習ったよ・・この先っぽから・・出るんだよね・・？｣
｢そうだ・・やってみろよ｣
熱く張り詰めてゆくモノに細い指を絡め、恐る恐る小さな口に含む。もちろん入りきらない大きさに
息苦しそうに眉を寄せ、根元を指先でゆるゆると扱いた。
たどたどしい愛撫でも、誰より愛しい存在が自分の象徴を咥える淫靡な様に、下腹部に力が篭ってくる。
衝動を堪えきれずあどけない唇から張り詰めた己をずるりと引き出し、男根に添えられた小さな手を上から包んで
握り締めた。
可愛い手に劣情で脈打つものを擦り付け、もっと強く速く扱かせる。
強制的な早い動きに、自分の手の中でみるみる血管が浮き出て今にもはちきれそうになってくるそれにユゥイが
泣き出しそうな顔をして、その顔に劣情をぶちまけたい感情がどうしようもなく昂ぶった。
｢いいか・・いく、ぞ｣
｢・・っぁあ・・・｣
ドクリと勢いよく迸った熱い飛沫を浴びたユゥイは、白い頬を汚したまま恍惚と身体を震わせる。
たっぷりと欲望を浴びて興奮したのか、可愛いそれも勃ち上がり反応しているのが見えた。
｢あついの・・いっぱい出た・・これが、黒たんの・・せいえき・・？」
｢ああ・・学校じゃあ女のナカで出すとか、習ったろうが・・｣
長い禁欲に欲望は尽きず、全く萎えることのない自分のものもまだ固く上向いたままで。
ユゥイは喉元へねっとりと伝い落ちた白く濃い液を拭って俺自身に垂らし、熱い吐息を零しながらねとねとと
擦り付けた。その心地よさに、肉棒はさらに張り詰めてゆく。
｢これを・・オレの中に・・いっぱいだして、くれる・・の・・？｣
うわ言のように囁く姿はまるで早く欲しがっているようで、身体の奥の疼きが強まる。
｢何だ、・・先に欲しいか｣
｢いいよ・・先にファイに、して？・・黒たんに、触られてるファイを見てると、ドキドキするの・・。
オレが、されてる・・みたい、で・・｣
鏡に写したように瓜二つの、一心同体の兄弟が犯される姿は自分と重なるのかもしれない。
上気する頬を撫でてやると、ユゥイは欲望に濡れた指を俺の手に重ねうっとりと微笑んだ。
｢なら・・見てな。めちゃくちゃに、してやっから・・｣
朦朧とした瞳の表面に俺とユゥイのやりとりを映していたファイは、きっと映すだけで頭には何も入っていないだろう。
色付き震える身体の膝裏を抱え上げ、大きく脚を開かせた。
｢く、黒・・・、た・・ぁあ・・・｣
｢いい子で待ってたから・・・ご褒美な。ファイ・・｣
怯えたように、待ちかねたように、潤みきった瞳を揺らすファイに。
組み敷かれる兄弟の姿を、妖しい彩に染まった瞳で見詰めるユゥイに。
箍が、外れてゆく。
上がる息を殺しながら滑らかな内腿を撫で上げ、すっかり蕩けた蕾に大きく膨れた自身をひたりと宛がった。
ぬるぬると擦り付けると、もっと強い刺激を欲しがる菊座は吸い付くようにひくひくと蠢く。
｢は・・やくっ、ちょぉだぃ・・・くろ、たぁん・・っ｣
｢・・っ・・・｣
切羽詰ったようにねだるファイの掠れ声に僅かに残っていた自制心さえも砕け散り、震える細腰を両手で乱暴に
掴んで。
｢ーーーーーッッッ！！！｣
固く膨れ上がり脈打つ己自身で小さな蕾を本能のまま一気に貫くと、眩暈がするような快感が背筋を駆け抜けた。
声のない悲鳴を上げたファイは大きく痙攣しながら初めての薄白い精液を放ち、そのままベットに深く沈み込んで
しまう。くったりと果てた身体を抱き込み、肉棒を引き抜いてまた奥まで抉った。
｢ヒッぁああー・・！｣
手放しかけた意識を、根元まで咥えこまさえれた衝撃により無理矢理呼び起こされ悲鳴が上がる。
｢おい、まだネンネの時間じゃねぇぞ・・これからだ・・｣
｢や・・っぁああ・・っ・・、ぅ・・っ｣
狭く纏わりつく柔らかい肉壁を抉じ開ける堪らない快さに、激しく腰を何度も叩きつける。
揺すられる白い身体、朦朧とした瞳、嬌声を零す唇から、唾液が一筋伝い落ちて。
みりみりと抉るように進ませてもぬめつく巨棒は滑らかに動き、ぎりぎりまで引き抜いては奥までズンと突き上げた。
｢は・・・っあああぁぁっっ・・・・・・｣
細い腰を両手で捕らえ何度も何度も奥まで犯すと、もう脚を閉じることもせず身体を揺すられるがままのファイは、
初めての快楽にただ乱されて。
｢ぁああッッ、ソコ・・ッ、はぁ・・あん・・ッ｣
欲しがっていた箇所を穿ってやると、一度果てたファイのそれはまた張り詰めてくる。
正確に何度も打ち付けるたび結合部からグチュグチュと淫らな水音がして、強すぎる刺激にファイはつま先を伸ばし
大きく背を反らしてゆく。
彷徨う半開きの瞳はもう何も映しておらず、きっともうその心も。
｢ここがイイんだろ・・ファイ・・｣
｢・・んっ、イイ・・ッ、そこ、すご・・キモチぃい・・っ！くろ、たぁ・・あん・・・ッ！！｣





やっとR-18な展開になってきた・・。
念願の合体を果たした黒鋼ですが、性欲を溜め込みすぎてまだまだ淫行は続きます(汗)。