続・仔うさぎの大冒険６

「や、ぁ・・せんせ・・・っ、・・オレ・・ヘンだよぉ・・・・ッ」
｢大丈夫だ、何もおかしくないぜ｣
おかしくないって､身体が変でどうかなりそうなのに。
胸を揺すられるたびに腰の奥にジンジンと痺れが響いて、先端を強く吸われると下肢に熱いものがとろりと滲んで。
頭の中が白く霞んで､身体なんてもう何も言うことを聞いてくれない。
ただ先生にされるがままーー胸から脇腹を滑り、くびれを這い降りる手のひらに火照りを煽られるばかりで。
どこか知らない世界に引き込まれそうで、縋るように名前を呼ぶと先生は低く笑み、戦慄く唇を舐めてくれた。
やわらかな感触に少し安心して閉じかけた瞳は、スカートの裾から突然侵入した手に見開かれる。
「ダメぇ・・！っさ、触っちゃ・・」
｢ああ・・濡れてるな｣
武骨な指が内腿の奥を探り、白く薄い布とストッキングで覆われた秘所を撫でられて。
じんわり湿ってるのが知られてしまうと身を捩り逃げ出そうとしても、彼の腕一本にそれが叶わず
あやすように抱き込まれてしまう。
｢・・ぁ・・ん、ヤダ、ぁ・・っ｣
「これはな、感じてんだよ・・キモチいいって証拠だ」
ストッキング越しにそっと内腿を辿るとその中に忍び入り､手のひらをゆっくりと下着に挿し入れられて。
「だからな、こうして・・」
｢だめ・・、ぁ・・っあア・・｣
指がそこを緩く擦ると、秘められた花弁の存在を初めて実感して身体が震えた。
恥かしい箇所を撫でられて、息を詰めて。その奥から生まれてくる見知らぬ感覚に思わず喉を反らせても、
彼は髪にやさしく口付けながら隠れていた粘膜に優しく触れていく。
「濡れるのも・・変じゃねぇんだよ」
「やめ・・・あ、あっ・・・」
耳に吹き込まれる吐息に抵抗する力も抜けてしまい、指の腹は湿った襞をじっくりと往復する。
動きが滑らかになってゆくたび、耐え切れないほど身体が疼いて。
「ぅん・・・、ふ、ぁあ・・・」
背筋をぞくぞくと這い上がるのは間違いなく快楽で、はしたなく喘いでいるみたいな鼻に掛かった声が口から
漏れてしまう。奥がきゅんと収縮して思わず彼の背にすがり、それでも足りなくて爪を背に食い込ませた。
「いいか・・？」
「ぁあ・・・、ぁ・・ん・・っ・・」
粘膜を擦る指に自分の体液が絡まっていくのが分かって、恥かしくてたまらないのに蜜は意思とは関係なしに
溢れてゆく。
その時、指が上の小さな突起に触れて。
「あ、や・・・っああ！」
全身に電気が走り、擦られるたび脚の先までビリビリと痺れて悲鳴のような嬌声を上げてしまった。
今までとは比べ物にならない快感に頭は働かなくて、勝手に腰が跳ねるたびスカートの裾が淫らに揺れて。
目の前にはもう彼さえいればそれでよくて、ただ快楽の波に身を委ねるしかない。
「あっ・・・あ、あ・・・」
「・・・痛くはない、だろ？」
なぞられるたび秘所からとろとろと愛液が流れ出す感覚も、突起に与えられる愛撫も気持ちよくてたまらなくて。

触れられるだけで､彼にしがみついて喘ぐことしか出来ないのに。
彼とひとつになったら・・自分は､どうなってしまうんだろう。

目の前が霞んで、どこにも力が入らない。身体からあふれ出る愉悦に、意識すら飛んでしまいそう。
「なあ・・ファイ？」
「ぁ・・ぁぅう・・・」
耳元で囁かれたけれど、うまく回らない舌ではまともな返事も出来なくて。無意識に開いてゆく脚は
まるでもっと触れて欲しいとねだるようだけれど、羞恥も感じていられない。
彼はストッキングと下着を滑らせるように抜き去り、小刻みに痙攣する膝裏を掴んで大きく脚を割った。
一番恥ずかしいところを鋭く紅い視線で刺されて少しだけ意識が戻り、でも身体を戦慄かせることしか出来なくて。
「や・・・っやめっ・・・」
「・・・ああ、ここもきれいなピンク色だ。とろとろになってるな・・」
あられもない格好をさせられているのにこんな淫らに感じてしまう自分が信じられなくて、じわりと涙が滲んでしまう。
でもごつごつした指でそっと内股を撫で上げられて、腰を持ち上げる彼の手に大人しく従った。
怖さや不安が残っていないわけではないけれど、それ以上に心も身体も高められて、このまま彼の中に蕩けてしまう
ことだけを望んでいる。
「泣くな、怖くねぇから」
「ぅ・・・っん・・・」
突然の濡れたあたたかい感触に、そこに口付けられたことに気付いて身体が震えた。
けれど花弁を押し広げる舌に味わうようにゆっくりとなぞられると、背筋がぞくりと痺れて。
「・・・っあ・・・う、んん・・・っ」
「気持ちいいか・・？」
軽くつつくように舌を動かし全体をじっとりと舐め上げられて、その動きに同調するように腰がびくびくと跳ね上がった。
愛液をわざとじゅるりといやらしい水音を立てて吸われて、瞳は潤みきり意識が霧散していってしまう。
「ん・・・、・・・・きも、ち・・ィ・・・っ」
「ああ・・もっと悦くしてやる。自分で脚、持てるか？」
自分の言葉すら聞こえなくなってきたオレの両手を取り、押さえていた膝裏を持たされた。
自らの手で脚を大きく開いて恥部を晒し、舐めてもらうなんて。
すごく淫らになったようで頬に熱が上ったけれど、何もかも彼の言うなりになってしまう自分がいる。
先生は自分の指を濡らし、ゆっくり襞へと滑らせて最初と同じように何度か撫でた。
そして隙間から入り込み花弁を左右に割り開くと、熱く蕩けているのを確かめるように、ゆっくりと指を差し入れた。
内側の粘膜を浅く擦り、刺激を待ち侘びていた奥はとろりと蜜を吐き出して絶えず濡れた音が響いてゆく。
「んあ！・・・ぅ・・・あっ・・・」
｢狭ぇな・・指一本で、こんなに締め付けるのか・・｣
浅く出入りを繰り返す彼が舌なめずりをするから、狭い箇所を圧し拡げられる感触にはしたなく喘いだ。
ふいに他の指が敏感な突起を転がして、たまらず中の指を締め付けてとろとろと体液を溢れさせてしまう。
「ん・・・ぁ、は・・・イ・・・っ」
｢いやらしいな、おまえ・・｣
薄桃色の襞が指を呑み込むと、蜜を舌で塗り付けながら小さな突起に吸い付かれ、身体を痙攣させた。
震える度に愛液が指に纏わり付いて、最初は違和感を感じた中も押し出されるように雫をこぼし、指が滑らかに
出入りしていく。
「・・・ふあっ・・・ぅ、あぁ！」
「いいか？また溢れてきた・・」
突起を執拗に舌で嬲って、弄られて、抱えている両脚を波打たつように跳ねさせてしまう。
収縮し始めた秘所に触れられ、指の隙間から舌で舐められれば、そこは引き込むように指を締め付けて。
｢くろ・・、た・・・っぁ・・｣
｢・・・・ファイ｣

脚の間に顔を埋める彼に朦朧とした視線を向けると、獰猛な色を浮かべた紅い瞳に見据えられた。
筋張った手のひらは、白く柔らかな内股を淫らに撫で回して。
甘く鼻にかかったような呼吸や、曲線を描き撓る腰や、白い内腿を押さえ震える細い指先が。
自分の痴態が彼を獣へと変化させているのだと思うと、眩暈がする。
全身は火照りしっとりと汗ばんで、乱れるオレの呼吸と重なるのは、先生の荒い息。
ねぇ、身体の奥が熱くなるのは、先生も一緒？

「ぅ、ん・・・っぁ・・・！」
うねる体内のもっと奥へと指を差し入れられて、目を見開いた。
既に熱くとろけている内壁は、抵抗無く指を呑み込んでいく。
そして違う指が、突起の薄い膜をめくるようにして擦りあげてきて。
「っ！ぁう・・・く・・っだめ・・・ぇっ」
反射的に大きく仰け反って足の先をぴんと跳ねさせると、先生が逃げるなと抱き締める。
動けない身体の内部を指が揺れ、尖る花芯を絶えず擦り上げて、強すぎる快感に身体は悶えて、
もうすすり泣くことしかできない。
「やぁ・・・だ、め・・・あ、ァっ！」
「駄目じゃねぇだろ？こんなになって・・」
ダメ、もう本当にダメ、気が狂っておかしくなってしまいそう。
苦しいくらいの過剰な悦楽に、身体が悲鳴をあげているのに。
さらに激しくなる愛撫に頭も身体もついて行かなくて、彼の名を呼ぶのが精一杯で。
「あ、ぁあ・・・せん、せ・・っ！やッ・・・や！っも・・・ッ」
「・・・、いくか・・・？」
先生の囁きが､遠くなる。
目の前が白んできて、背筋をぞくりとした強い痺れが何度も襲って、舌が戦慄いて。
身体が弾けてしまいそうで、何が何だか分からなくなって。
それは、確かに絶頂の波だ。
「ほら、ファイ・・」
「・・・っあ、やァ・・・あ、アアアアっ・・・！！」
肢体がひときわ大きく跳ねて、部屋中に高く淫らな嬌声が響いた。