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続・仔うさぎの大冒険7

「はぁ・・っ、ぅ・・・、・・ん・・」
「いい子だ。可愛いな・・おまえ」
細かに震える手脚はもう力が入らなくて、人形のようにくたりと彼の腕に包まれるしかない。
痺れた肢体の花弁だけが余韻でひくんひくんと痙攣を繰り返し、そのたび目の眩む快感が小さくぶり返って唇が戦慄く。
(オレ・・いま、・・イっ・・た、・・・の・・?)
先生らしくもない甘い囁きにも何も答えられなくて、焦点が合わない瞳ではその姿さえ捉えられない。
肌が火照って、ひくつく細い喉で一生懸命息を吸っても上手く呼吸が出来なくてーー
朦朧と白んでゆく意識は、過敏になった花芯に触れられて強引に引き戻された。
「ぃ・・ぁん・・!ダ・・メ、ぇ・・・っ」
「ダメじゃねぇ・・だろ・・?」
達した直後のそこは撫でられるだけで強過ぎるのに、武骨な指は構わず襞の痙攣を確かめるようにして辿ってゆく。
ろくな抵抗も出来ないままに柔らかくなぞられて、指を沈められるにつれ教えられた悦びが蘇ってくる。
淫らな揺らめきに翻弄されるがまま内股が引き攣って、拒否する声もいつの間にか濡れた喘ぎに変わってしまって。
「っく・・・あ、ぁ・・・ん、はぁ・・・っ」
「・・なか・・狭くて、すげぇ・・熱ィな・・・」
耳元で低く囁きながら執拗に愛撫され、限界に達した身体がもう一段高みへと追い詰められてゆく感覚。
体の内部を責め立てる熱から解放されたいのに、焦らすように緩く弄られるばかりで。自分の意思とは関係なしに
下肢からはくちゅくちゅと卑猥な音が絶えなくて、濡れた花弁が何かを待ち侘びるように強く収縮するのを感じた。
「、も・・・やっ・・ぁ・・!たす、け・・・っ黒、・・ぁ・・っ」
指を抜かれるだけで腰が揺れて、いっそ彼に壊されてしまいたい衝動を抑えられない。
全身が熱くて息が出来なくて先生にしがみ付くと、突然逞しい両腕にぐっと強く抱き締められた。
「せ、んせ・・・」
「初めては・・痛ぇんだよ。だからそこまでは、しねぇ・・つもりだったんだ、が・・」

下肢に押し付けられた硬さは、彼の昂ぶり。
心臓がドクンと、破れるくらいに鳴り響いた。
知ってる、男のひとって。
(先生も・・・感じて、る・・・?)
されるがままに昂ぶってゆく身体と同じくらい、この心は貴方だけを求めている。
貴方も、オレを求めてくれたなら。
先生がオレに欲情してくれている、そんな姿を見せられては心も身体も蕩けきってしまう。
荒い息遣いの彼が膝裏を強く掴んだと思うとじりじりと拡げられ、再び熟れた花弁をいやらしく晒されて。
ひくつき、蜜が滴る秘所をじっと見詰める紅は獰猛な獣のようで、体中がじんじんと熱くなった。
「・・やべぇな・・・、挿れちまいてぇ・・・」
「い、たくても・・いい、の・・、・・・せんせぇ・・・が、ほ・・しぃ・・・」
熱く濡れそぼる全てが、たった一つを求めているということ。
自分のはしたない言葉にやっと羞恥を覚え頬を染めた途端、大きな手が両胸を荒々しく揉んだ。
「ぁうん・・・!は・・ぁ・・っ」
そのまま唇を奪われて、捻じ込まれた舌が歯列を擦り戦慄く舌を強引に絡め取って烈しく吸い上げる。
口腔を探られ息も出来ず、酩酊感に意識が遠のく隙に衣服を全て脱がし落とされ、そして彼も自分の服に手を掛けた。
逞しく鍛え上げられた胸板や腹筋が、初めて見る男のひとの硬く大きく膨れたそれが、露になる。
赤黒くそそり勃つそれは、先のほうが既に粘ついた液でぬめっていて生々しく、淫猥に感じて。
優しくて真面目な先生も、男のひとなんだ。
まだちょっと恐いけど、自分の身体が更に火照ってゆくのを感じた。
「・・いいんだな・・?痛くても・・」
「ぅん・・、くろ・・た・・ぁ・・、ちょうだぃ・・・」


貴方への欲望に囚われる身体、貴方だけを渇望する心。
裸になって、一緒に禁断の果実をもぎ取る。
何だか、この世の最初に造られたという、アダムとイヴを思い出した。
その果実の本当の意味は、きっと。


震える唇に口付けをくれて、腰を捉えられる。
きっと殆ど力を入れていないのに、両手で掴まれるともう身じろぐことさえ出来なくて。
「本当に細っこいな・・力入れたら、すぐ壊れちまいそうだ・・」
欲情を抑えた吐息のような声の先生は、オレの脚を胸につくほど折り、屹立を秘部へぴたりと宛がう。
熱い粘膜にもっと熱い塊が触れた時、一瞬呼吸が止まり、花弁だけが焦れたようにヒクリと震えた。
その熱さに怯えてしまうけど、入り口を撫でられるたびに奥が疼いて、もうどうしても自分の身体を持て余してしまう。
「・・・力抜けよ」
「はっ・・・ぁ、あ、やあぁ・・・!」
絡みつく蜜を潤滑剤にして、ゆっくりと沈められてゆく。
指なんかと全く比べ物にならない、硬くて太くて大きなものが、狭い箇所にみりみりと押し込まれる。
思わず逃げるように身を浮かせたけれど、腰をがっちりと捕らえる大きな手に縛められて。
小さな器官を破られるような痛みに、ほろほろと頬を伝う涙がシーツに滲んだ。
「ヤ・・ぁッ、・・ァ、・・・ッッ」
「ファイ・・・・・」
耳元で名を、低く囁かれて。くらりとした途端、さらに強く圧し拡げられる圧迫感に息を詰める。
愛液に濡れていても無垢な粘膜は幼く、そこに無理矢理ずぶずぶと屹立を埋められてゆく。
重なって、心と身体全部でこれ以上ないほど彼を感じた。
「アアぁ・・っ、つ・・・・」
火照り汗ばむ肌が密着する熱さ、それよりも灼けるように熱い、先生の猛るもの。
耐え切れなくて背を反らすたび食い締めるそれは、肉壁を抉じ開けるようにしてさらに奥を犯してゆく。
痛みにがくがくと震えるけれど、それでもそこは彼だけを待ち侘びていた場所で、大きく反り返る塊を
根元まで全て受け入れた。
「は・・・ッ・・、・・・ぁ・・・あっ・・・」

涙が、止まらないけれど。
でも、これが黒たん先生。
この世で一番、大好きなひと。

つぅと、蜜とは違う何かが一筋、白い内腿を細く伝ってゆくのを感じた。
それは、処女を捧げた紅い標。
誰より大好きな貴方が、オレの大切な初めてを貰ってくれた証。
包み込むように抱き締めてくれた先生が、いっそ苦しげなくらい大切に大切に囁いてくれた。
「・・好き、だ。・・・ファイ・・・・・」





ずっと不安だった。
先生の気持ちはオレみたいに、胸が苦しくなるような『好き』じゃないのかなって。
大人の彼の気持ちは、子供のオレにはよく分からなくて。
何も分からない幼いオレを、本気で好きだなんて思ってくれるか不安だった。


『好きだ』
でも、初めてキスをくれた次の日、貴方はそう言ってくれた。
オレに嘘は、吐けないって。
始めから、何も不安に思うことなんてなかったんだ。
貴方は、そんな大切な言葉を、軽い気持ちで言うひとじゃないって、知っていたのに。


ねぇ、先生。
オレも、貴方のことが大好きなの。
いっそ、この胸が苦しいくらいに。







今、彼の腕の中で。
貴方と繋がって、ひとつになれたこと。
好きだという、囁きに。


その言葉に、痛みすら蕩けて。
幸せで、幸せで、また涙が溢れた。





処女なのに・・初めてが黒鋼の立派なモノって・・すっごくキツイ気がするが!・・・そこは愛の力でなんとか乗り越えた・・!!!
コレでエロは終ると思いきや、まだ続きます♪キモチよーくしてあげたいのでvv(笑)次回やっと最終回、かなっ♪
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