「仲間は何処にいる」
「ごめんねー、それは言えないんだー」
卑怯な技ばかり使う厄介な敵。ここでオレが足止めしておかなければ。
「・・言わないとどんな目にあうか、教えてやろう」
小さく呪文が聞こえると同時に地面から無数の太い蔦が伸び、
ファイの身体に絡み付く。
「ぁあ・・っ」
戒められ、ぎりぎりと締め付けられる。避けようと思えば避けられたかもしれない。
けれどこうしていれば、時間稼ぎには丁度いい。
(苦しみも、痛みも慣れてるから)
呼吸もしにくいほどの拘束にも全く口を割ろうとしないファイに、敵は、ならばと
笑うように口を歪める。
「屈辱にもそうやって、平気な顔をしていられるか?」
意図を持って蠢きだした蔦が、ファイの衣服の中へ忍び込む。
「!」
身じろぎさえできない中、衣服は肌蹴かれ、透けるような白い肌が晒される。
「女みたいな肌だな。・・本当に男か?」
蔦に絡め取られた細い脚が、大きく割られた。
「な、何を・・っ」
非難の声を上げた途端、蔦は口内にぬるりと入り込む。舌の圧迫に声を封じられ、
粘液の苦味に目を閉じた時、下肢に絡みついた蔦が後孔をぬめつける。
「ん・・・!」
拒否の言葉さえ告げられない中、蔦はそこにぬめりとした液体を擦りつけてゆく。
(嫌だ、まさか)
無理やり脚を開かされ、全て晒されて。こんな奴の前で、蔦に犯される様を。
恥辱に震えるファイを見て、敵は下卑た笑いを浮かべる。
「ああ、本当に男なんだな。どうだ?言う気になったか?・・ま、言いたくても声が出ないか」
潤む瞳で敵を睨みつけた時、蔦はめりめりと秘所を貫きだした。
「ん・・ッッ・・ぅん・・!」
ずくりずくりと蠢きだす蔦に、思考が途絶えてゆく。
(痛みならいくらでも耐えられる、でもこんなのは・・っ)
先端が内奥の弱いしこりを弄ぶと、抑えきれない疼きが生まれ始める。
欲を映し出した蒼い瞳から涙が零れ落ちると、蔦は屹立した箇所を艶かしく擦りあげる。
「・・っ、ん・・く・・ぅ」
「・・いい表情だ。あいつらの居場所は、もういい。お前に楽しませてもらう」

で、快楽地獄に堕とされるファイ。てな図です。